雨の日のフルマラソン対策8選

雨の日のフルマラソンは、路面が滑りやすく、シューズやウェアが濡れ、寒い場合は低体温症の危険がもあります。
そんな中でのフルマラソンでも快適に走れる方法を紹介します。
1. ワセリン

ワセリンは大きく2つの使い方があります。
1. 皮膚の保護
→ 脇や擦れやすい首などに塗ることで擦れて怪我することを防いでくれます。
2. 防寒対策
→ お腹に塗ることで冷気や風から対応を守る効果があります。
一方で注意点もあります。
・塗ることによりテーピング等が剥がれやすくなってしまう恐れがあります。
・また足の指などに塗った場合、滑りやすくなってしまいマメができやすくなる恐れがあります。
そういう場合にはスポーツワセリンを使用しましょう。
スポーツ用のワセリンを使うことで注意点の内容を軽減することができます。
スポーツワセリンはテングバームがおすすめです。

2. ベースレイヤー
ベースレイヤーはランニングシャツの下に着るもので、機能としては生地の内側から汗を外に出しますが、外の水分を内側に入れない性質を持ちます。
ですので、ランニングシャツは濡れている状態でも、地肌はサラサラの状態を保つことができます。
雨の日や強風の日に汗冷えから守ってくれるお助けアイテムとなっておりますので、着ていく事をオススメします!
Milletのベースレイヤーがオススメです。

3. ウェア
雨の日に走るランニングウェアですが、避けたいのは綿の生地のウェアです。
雨を吸って重たくなってしまいそうなシャツは避けた方が良いです。
4. ポンチョ
雨が降っている場合には、ランニングウェアやランニングパンツを濡れるのを防いだり、風から体温が低下するのを防ぐために、ポンチョやレインウェアを着ることをオススメします。
一般的に販売されているレインウェアやカッパの場合、蒸れる場合があるので、袖が切れているスポーツ用のポンチョをオススメします。
ただし完走が目標の方(5~6時間)で走る想定の人は歩くことがあるので、それがあるタイプの方が体の冷えを抑えることができます。
注意点として、スタート後などに要らなくなった場合、沿道等に捨てるのは後続のランナーの転倒につながるのでゴミ箱にしっかり捨てましょう。
オススメはアシックスのスポーツポンチョです。

使い捨てではないレインウェアもエコの観点からオススメです。
筆者のおすすめはTHE NORTH FACEのトレイルジャケットです。

5. キャップ
雨や風で視界が遮られるのを防ぐためにキャップはオススメです。
ツバが長いキャップの方が雨対策には適しています。
特にレインキャップの方がオススメです。レインキャップは雨がキャップの内側に雨が浸透してこないので、髪の毛から雨が滴ってくることを防いでくれます。
おすすめはSALOMONのレインキャップです。

6. 防水スプレー
一番お手軽に対策できるのが防水スプレーです。キャップやランニングウェア、シューズなど濡れるところ全てに使用しましょう。
ただし、完全防水なわけではないので、大雨の場合はあまり意味がないかもしれません。
それでもやらないよりは良いのでオススメです。
7. サングラス
横殴りの雨が予想される場合は、キャップだけでは雨で視界が遮られてしまいます。
そういう時はサングラスも着用しましょう。サングラスを着用することで、雨が目に入っていたくなることを防ぐことができます。
ただし雨の日は暗いことが多いので、クリアタイプのレンズがオススメです。
反射タイプの場合はかえって視界が悪くなってしまう可能性があります。
8. ソックス
ソックスは乾きやすいドライなものを選びましょう。
また個人的にはラウンド型より5本指の方が雨が染みにくいと感じるので好きです。
オススメは和紙のタイプのソックスです。

9. 給水(おまけ)
晴れている日は汗をかくので積極的に給水や塩分を摂取しますが、雨の日も同様に汗や塩分は体内から出ていきますので、寒いから冷たいからと敬遠せずしっかり水分や塩分の補給をしましょう。
10. 走り方(おまけ)
マンホールや道路の塗装など滑りやすい箇所は避けるように走りましょう。
また水溜りも避けたいですが、どうしても避けられない場所にいる場合は前後のランナーに水をかけられないように注意し走るようにしましょう。
11. 走った後(おまけ)
走り終わった後にはすぐに着替えてタオルで汗や水を拭きましょう。
ゴール後はアドレナリンも出て写真撮影をしたくなりますが、その間にも身体は冷えてしまいます。なるべく早く着替え体調を崩さないようにしましょう。
また、足元から冷える場合も多いので、替えの靴下やシューズは持ってくるようにしましょう。